以前から動画などで、自然下で水中に生育する
ミズユキノシタ(別名:ルドウィジアオバリス)の美しさに見入り
いつか水中一面のミズユキノシタを再現したビオトープを作りたいと思っていました。
地面を掘り、シートを敷いて大規模なビオトープも考えたのですが
今回はメンテナンス重視で、ジャンボタライを使ったビオトープを作ることにしました。
用意したもの
- ジャンボタライ(カインズホームの『ホースが留められるタライ 120L』)
- 腐葉土
- 100均の小さいコンテナ(浅瀬用)
- 流木・石(レイアウト用)
- 各種水草
100均のコンテナを植木鉢代わりに使い、腐葉土を敷き詰めて
容器の中を水でヒタヒタの状態にしました。
(ぬかるみのような状態)
ジャンボタライの取っ手部分に巻いているのは
池のフィルターで使用したウールマットのあまりです。
これを巻くことで雨などで水が溢れた時にメダカが流れてしまうのを防ぎます。
そこにミズユキノシタ・オグラノフサモなどの水草を散りばめます。
うちで使用している水草は全て自宅で増やしたものなので
無い方はショップなどで売っているものを植え込んでも良いです。
しばらく育てる
普通にビオトープを作るなら、このまますぐに満水まで水を入れて完成だと思いますが
今回自分が使用しているのは腐葉土なのと、水草を散りばめたことで
水に浮きやすい状態なので
「腐葉土が水を吸って浮かなくなる+水草が根を張り浮かなくなる」
状態にするために、しばらくヒタヒタのまま育てます。
その間、自宅で余ってた石や流木などの材料でレイアウトをしたり
おまけで緩行性肥料を埋め込んだりしました。
特にミズユキノシタには、水上で成長すると地面を這って増えていく性質があり
育てながら株を充実させていきました。
一週間後
5月にしては気温の高い日が続いたため、全ての水草が順調に育ちました。
ここでひと手間入れるために、池のフィルターからデトリタスを回収しました。
デトリタス (Detritus) とは、生物遺体や生物由来の物質の破片や微生物の死骸、あるいはそれらの排泄物を起源とする微細な有機物粒子のことであり、通常はその表面や内部に繁殖した微生物群集を伴う。陸上の土壌に混入した有機物片のことを指す場合もあるが、多くの場合は水中のそれを指す。プランクトンとともに水中の懸濁物(けんだくぶつ、セストン)の重要な構成要素であり、堆積物にも多く含まれる。
いわゆる物理ろ過で取れたゴミ(泥)の部分です。
よく水に溶かして花壇などに撒いて肥料にしているのですが
今回はやや乾燥させて泥のような状態にし、水草の上に薄く伸ばしながら敷きつめます。
これで水を入れた時、腐葉土や根付きそこねた水草が水に浮くのを防止し
さらに水草への肥料分と微生物・ヒメタニシの餌を確保します。
あとは、敷いたデトリタスを少し乾かして浮かない状態になったら注水します。
注水完了
無事、腐葉土や水草が浮くことなく水で満たすことができました。
最後にヒメタニシを10匹投入して、とりあえず環境は整いました。
ヒメタニシは池で育ったものを取ってきました。
本当ならここからすぐにでもメダカやエビ類などをどんどん入れたいのですが
水を入れたばかりなのでまだ環境がなじみ切っていないのと
単純に入れる予定のメダカとエビ類がまだ用意できていません。
なので、このままミジンコなどの微生物を育てながら
次回、メダカを投入したいと思います!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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