皆さんは鳥は好きですか?
昔からジュウシマツ・文鳥・カナリア・インコなどの小鳥をはじめ
並ウズラ・ヒメウズラなどの小型のキジ科や
最近ではフクロウやミミズクなどの猛禽類を飼育するなど
鳥飼育の人気は高くなっていると思います。
卵から孵した中型・大型の鳥のヒナを
育成のため一時的に室内で飼育している方も居ると思います。
しかし、実は身の回りのものが鳥には有毒で
何気ないちょっとした行動で最悪死んでしまう事があります。
今回は、鳥にとって危険な行動・行為・有毒なものを紹介します。
電子レンジ・オーブンレンジ
電子レンジ・オーブンレンジにはフッ素・テフロン加工が施されてるものが多いですが
レンジを使用した際、本体からフッ素ガス(PTEEガス)が発生します。
このガスは人間には無害なのですが
鳥にとっては非常に有毒なガスで、微量を吸っただけでも数十秒で呼吸困難になり
死に至るケースが多いのです。
レンジを使用して鳥が急死したケースは毎年発生しているので
おそらく一番多い死因ではないかと思われます。
キッチンだけでなく、自分の部屋にもレンジを置いている方もいるかもしれませんが
使用する際は、鳥を別の部屋に移動するか喚起をしっかり行いましょう。
テフロン加工のフライパン
こちらもレンジと同様で、熱を加えるとフッ素ガスが発生します。
特に、空焚きや空焼きによって280℃を超えると
表面にコーティングされていたテフロンが分解を始めて、フッ素ガスが発生します。
気付いた時には部屋にいた鳥がバタバタと倒れて死んでいるケースが多いです。
流通しているフライパンの多くはテフロン加工がされており
ペットの鳥にとって非常に危険な器具です。
こちらもレンジ同様、鳥を近づけないよう別の部屋に移動させましょう。
アロマ・香水・芳香剤・消臭剤
アロマ・香水・芳香剤・消臭剤などで鳥が急死する例も数多くあります。
- アロマオイルの成分そのものにより中毒を起こす恐れ
- ディフューザー自体の汚れによって発生したカビなどを部屋中に撒いてしまい
- 肺炎などを起こす恐れ臭いが体質と合わない場合、呼吸器不全を起こす恐れ
など、様々な理由があると考えられていますが
鳥の呼吸器は人間より複雑かつ大量に空気を吸い込むため
体の小さい鳥では、アロマを焚くことで中毒死や
呼吸不全などを起こす恐れがあるようです。
この件はネットニュースでも取り上げられています。
ペットのインコが「アロマ」で急死…注意喚起ツイートに反響、獣医も危険性を指摘
また、猫もアロマによって中毒症状が多数報告されています。
アボカド
アボカドには「ペルシン」と呼ばれる毒が含まれています。
この毒は人間には無害なのですが、動物には有害で
フライパンで焼くなどするだけで毒成分が空気中に流れ
鳥が吸い込むと命の危機にさらされてしまいます。
また、鳥類がアボカドを食べると
呼吸困難を起こしたり、心筋を損傷してしまいます。
犬や猫が食べると下痢や嘔吐などの症状を引き起こし
モルモットが食べると痙攣や呼吸困難などの症状を引き起こします。
ちなみに、セキセイインコは
アボカドの果実1グラムを摂取しただけで動揺・興奮状態に陥り
9グラムを摂取すると48時間以内に死亡すると記載されている文献もあります。
インコは体が小さいため、少量でも大きなダメージを追ってしまうようです。
鳥だけでなく、草食・雑食のペットにアボカドは食べさせないようにしましょう。
まとめ
今回は、鳥にとって危険な行動・行為・有毒なものを紹介しました。
可愛いペットの鳥が、ある日突然死んでしまわないよう
これらの物の扱いには注意しましょう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!