園芸

【必見!】とても簡単なサラセニアの植え替え方法!ミズゴケ(水苔)使用

3月に入り、気温も徐々に上がり
暖かく感じる日も少しずつ増えてきました。

前回は『ハエトリソウ』の植え替えを行いましたので
今回は同じ食虫植物の『サラセニア』の植え替えを行います。

基本的に同じようにミズゴケに植え付けますが
ミズゴケの使い方に違いがありますので、良かったら参考にしていただければ幸いです。

こちらが今回植え替える我が家のサラセニア(フラバ)
1年経過してこちらも雑草や苔でまみれています。

準備・使用するもの

サイズにあった鉢

基本的に株に合うサイズの植木鉢なら何でも大丈夫ですが
陶器の植木鉢の方が通気性が良く、夏に鉢の中が蒸れにくくなるので元気に育ちます。

乾燥ミズゴケ

今回使用する用土です。

食虫植物は基本的に栄養分のない土を選びます。
(腐葉土などを使用すると逆に枯れてしまったりします。)

鹿沼土やパーライトなどを混ぜ込んだ土も用土としては最適ですが
株分けで増やしたり雑草の処理など、植え替え頻度が高くなりがちなので
使い捨て前提のミズゴケがおすすめです。

軽石(お好みで)

鉢の底に敷く石です。

基本的にミズゴケを湿らせたまま管理するので、本来の目的の『水はけをよくする』という意味では全く必要ありません。

しかし、ミズゴケ自体が結構高価になりやすいので
安価で購入できる軽石を鉢の底に敷いてかさ増しに使ったりします。

ミズゴケの準備

さっそくミズゴケを水で戻します。

水を張ったバケツに乾燥ミズゴケを適当な量にちぎって入れて手で揉みます。

この状態で1日置いて翌日になれば十分に水を吸い切ったミズゴケとなりますが
短時間で使いたい場合は十分に手揉みすれば直ぐにでも使用できます。

サラセニア掘り出しと下処理

サラセニアを鉢から取り外します。

用土はミズゴケを使用しているので非常に軽く、雑草などの根が深くまで絡んでいるので簡単にまるごと引っこ抜けます。

ちなみに、サラセニア自体の根はそれほど長くはありません。

鉢の底に軽石を敷きます。

こちらの軽石は前回使用していたものの再利用です。

ミズゴケを豪快にほぐしていきます。

理想は古い根も出来るだけ残す事ですが、ほぐす過程で切れてしまう程度であれば問題はありません。

周りの雑草や余分なミズゴケを落としたので、できる限り古い根を残すように丁寧に落とします。

シャワーノズルなどで洗い流しながらだと結構簡単に落とせます。

大体のミズゴケを落とした状態です。

株は大きいですが、根はそれほどでもなくこんなもんです。

右側に子株が出来ているので、ハサミなどを使用して切り離すと株を分ける事ができます。

細かい子株も周りで成長していました。

こちらも丁寧にミズゴケを落としました。

こちらが下処理を終えた状態の株です。

去年から生えてる葉は半分以上バッサリ切ってしまって問題ありません。

こちらの葉はこれから夏にかけて枯れていくので、一応光合成のために半分ほど残してで切ります。

株を綺麗に整えたので、続けて植え付けに移ります。

植え付け

続けてサラセニアを鉢に植え付けます。

ハエトリソウの時はミズゴケを固めず、ふわふわな感じで盛っていきましたが
サラセニアの場合は逆にギュウギュウに押し付けて固めるように詰め込みます。

半分くらいミズゴケを詰め込んだら、今度はミズゴケが縦になるように壁に押し付けながら固めていきます。
(こちらはやらなくても育ちますが、余裕があればで大丈夫です。)

ミズゴケが下に垂れるように持っていく事で、水をあげた時に水が下へ浸透しやすくなります。

ただ、こちらは特にやらなくてもしっかり水やりをしていればあまり問題はないので、気が向いたらやってみよう程度に思っておいても大丈夫です。

ミズゴケを盛り終わり、中央にぽっかり穴が空いた状態になったらいよいよ株を植え付けます。

サラセニアの根をミズゴケで包み込みます。

根が真っ直ぐ下に向くように包み込みましょう。

株を穴に差し込み、隙間をミズゴケで埋め込んで完了です。

ついでに今回増えた子株も開いた部分に植え付けていきます。

これで全ての植え替えが完了です。

あとはミズゴケが乾燥しないよう水を与え、日当たりのいい場所で管理しましょう。

夏に向けてどんどん育っていき、十分に育った株であれば花を咲かせることもあります。

今回はサラセニアの植え替え方法について紹介しました。

サラセニアを植え替える皆さんの参考になれば幸いです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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ライデン
ゲーム・アニメ・漫画・映画などの娯楽や園芸・ペット飼育と少しの筋トレをこよなく愛するインドア派。