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【海の王者シャチ】最強の海洋生物!天敵やサメとの関係!見た目はかわいい

皆さんは現在地球上にいる生き物で最強の生物は何だと思いますか?

陸上の生物では「アフリカゾウ」がダントツで最強ですが、
海の中では「シャチ」が最強だと言われています。

今回は、実際シャチとはどのような生物なのか見ていきたいと思います。

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シャチとは

シャチ(鯱)とは、マイルカ科シャチ属の海獣で
日本では別名サカマタ(逆叉・逆戟)とも呼ばれています。

一般的に知られているイルカは大体が「マイルカ科」だと言われています。

マイルカ科の中にはゴンドウクジラ等のクジラ類やシャチも含まれています。

シャチはマイルカ科の中では最大の種で
平均ではオスの体長は5.8~6.7m・体重は3600~5500kg前後
メスの体長は4.9~5.8m・体重は1600~3600kg前後です。

最大級のオスでは体長9.8m・体重は10tに達しています。

背面は黒色、腹面は白色で、両目の上方に「アイパッチ」と呼ばれる白い模様があります。

生後間もないシャチは、白色部分が薄い茶色やオレンジ色を帯びています。

体の色は群れで行動するときに仲間同士で位置を確認したり
獲物に進行方向を誤認させたり、自身の体を小さく見せたりと様々な効果があるといわれています。

シャチの種類・食性

シャチは住んでいる地域によって食べるものが違うのですが
サメやクジラなどを含む海に住むほとんど物を食べていて
「天敵」と呼ばれるものは存在しません。

強いて言うなら天敵となりえるのは道具を使う人間くらいでしょうか。

そしてシャチは現時点では「マイルカ科の一種」として扱われていますが
少なくとも南極海海域だけで1万年前から混血のない3タイプ+αに分化していて
食性とサイズも異なります。

南極海海域のシャチについて区別が必要な場合は、以下のような分類がされることがあります。

  • タイプA
    一般的にイメージされるシャチで、クロミンククジラ等を主食にしています。
    アイパッチの大きさは中間的で、流氷の少ない沖合に住んでいます。
  • タイプB
    「タイプA」よりやや小型で、海生哺乳類を主食としています。
    クロミンククジラ・ナガスクジラ・ペンギン・アザラシなども捕食します。
    アイパッチがAの2倍ほど大きく、白色部分がやや黄色いです。
    流氷のある、沿岸近くに住んでします。
    食性や体長などの違いで「タージタイプB」と「スモールタイプB」という
    さらに細かく分ける説もあります。
  • タイプC
    最も小さくて「タイプA」よりもオスは100cm、メスは60cmほど小さく
    タラを中心とした魚食性で、最も大きな群れを作ります。
    アイパッチが他のタイプと比べて小さく、やや黄色いです。
    流氷のある沿岸近くに生息しています。
  • タイプD
    2004年あたりから提唱されるようになった種です。
    通常よりも短い目と短い背びれで、ゴンドウクジラにも似た丸みを帯びた頭部を持ちます。
    活動範囲は南緯40度~60度の間の亜南極海域で、
    地球を回るように周回していると考えられています。
    主な食事については知られていませんが、魚類を捕食していると考えられています。
    現在、「タイプB」「タイプC」とは別種とすべきという話が出ています。

北太平洋付近のシャチたち

他には、北太平洋付近のシャチは「定住型」「回遊型」「沖合型」
3タイプの個体群が存在します。

定住型は基本的に魚を餌としていて、大体は数十頭の家族群を形成して生活しています。

魚の豊富な季節になると、一定の海域に定住して餌となる魚を追うことから
「定住型」と呼ばれています。

それに比べ回遊型は小さな群れ、または1頭のみで生活していて、決まった行動区域もなく
餌も海生哺乳類しか食べません。

沖合型は沖合に生息していて、何十頭もの巨大な群れを形成します。

3タイプの中で一番データが少なく、何を食べているのかもほとんどわかっていませんが
傷が多かったり、歯がすり減ってたりする特徴があるため
サメなどの狩りに苦労する生き物を食べていると推測されています。

上記の3タイプのシャチの間での交配は確認されておらず
遺伝子も異なることがわかっています。

シャチの行動

シャチは非常に活発な動物で
「ブリーチング」と言われる海面へ自らの体を打ち付けるジャンプや
「辺りを見渡すため」と言われる行動である、頭部を海面に出す「スパイホッピング」など
多彩な行動が水上でも観察されています。

また、泳ぐ速さは時速50kmにもなり
バンドウイルカと並び、最も速く泳ぐことのできる生き物です。

そして餌を求めて1日に100km以上も移動することがあります。

好奇心も旺盛で、興味を持ったものには近寄って確かめる習性もあります。

サーファーがじゃれてきたシャチに足を噛まれて、水中に引きずり込まれることがあったりします。

シャチは歯が鋭く、肉を嚙み千切ることに特化しています。

本気で食べようと思えば人間は一瞬で食い殺されてしまいます。

シャチの「音」

シャチは2つの種類の「音」を使い分けています。

1つは「コール」
主に群れのメンバー同士のコミュニケーションに利用されています。

もう一つは「クリック音」
噴気孔の奥にある溝からメロンと呼ばれる脂肪で、凝縮して発射する音波です。

この音波は物質に当たるまで水中を移動し続けます。

そしてシャチは、その反響音を下あごの骨から感じ取ることで、
前方に何があるか判断することができます。

この能力はイルカなども使います。

この能力を「エコロケーション」(またはエコーロケーション)と呼びます。

シャチの寿命・死因

シャチの寿命はオスで平均30歳で最高寿命は約50歳
メスの平均寿命は50歳で最高寿命は80歳あまりです。

天敵がいない野生のシャチの死因についてはあまり研究が進んでいませんが
幼い個体は感染症と栄養不良などが多く
若い個体や生体は細菌感染症・病気・鈍的外傷が原因と言われています。

全年齢での最大の死因は釣り針を飲み込んだり、漁網に絡んだり、漁船衝突など
人間が関係しています。

また、基本的に海洋系での食物連鎖の頂点に立っているシャチですが
弱った個体や体の小さな個体がサメや他の大型のクジラに攻撃されて負けたり
シャチの体内から別のシャチが発見されたりしたこともあります。

シャチの狩り

シャチは動物の中では賢く、利益にならない戦闘は避ける傾向にあり
食べる必要のないものを襲うことはあまりありません。

シャチの狩りの一つとして
アザラシなどの得物を海面上に放り投げ、必要以上のダメージを与えることがあります。

これは子供のシャチに安全な海中の狩りの練習をさせるためと言われています。

そして、氷の下からの奇襲、群れでの協力、挟み撃ちなど、高度な狩りの技術を持っています。

上記の「クリック音」を通常より凝縮させて、獲物に当てて麻痺させ
捕食しやすくする行動も確認されています。

アルゼンチンのバルデス半島では海中から浜辺へ突進し
浜辺に這い上がってアシカなどを捕食する「オルカアタック」と呼ばれる行動をします。

サメやエイを捕食する場合は、獲物の体をひっくり返し仮死状態にすることで
抵抗できなくしてから食べています。

軟骨魚類特有の性質を用いた有効な狩猟方法ですが
エイの尾にある猛毒によって致命傷を負うこともあります。

口に入れた魚を吐き出し、カモメをおびき寄せて
集まってきたカモメを捕食した例もあるそうです。

表情にいるアザラシを狩る時に、群れで氷の下を何度も通過して
大きな波を起こして海中に落としてから捕食したりもします。

クジラの子供を襲う時は、上から繰り返しのしかかって
呼吸を妨害して窒息させて仕留めることが多いです。

しかし、親が近くにいると当然守るので狩り自体も長時間に及び、失敗することも多いです。

まとめ

サメやクジラまで捕食してしまうどころか狩りの方法まで多岐にわたり
「海の王者」と呼ばれる理由がわかります。

シャチの生態についてはまだまだわからない事が多く、今も研究が続けられています。

以上がシャチの生態についての解説でした!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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ゲーム・アニメ・漫画・映画などの娯楽や園芸・ペット飼育と少しの筋トレをこよなく愛するインドア派。