現在、我が家ではイワシャコとウズラとカンムリウズラを
孵卵器で温めています。
こちらが我が家で使用している孵卵器です。
かれこれ、7年以上は使用していると思います。
中は、このようになっています。
Youtube版はこちら孵卵器の紹介
元々は、自動転卵機能という
自動で卵をひっくり返して、卵が正常に育つよう
手助けしてくれる機能があるのですが、7年以上という年季が入った孵卵器のため
自動転卵機能は故障してしまっています。
ご覧の通り、たまに自分の手でころころ転がしています。
よい子はしっかり自動転卵機能が機能している孵卵器を用意しましょう。
孵化直前の様子
そしてこちらは孵化直前の卵の様子です。
卵にヒビが入り、少しだけクチバシが見えています。
イワシャコはだいたい26日くらいで孵化します。
キジ科の卵全般に言えることなのですが
ニワトリの卵に比べて殻が堅い為、出てくる前に力尽きてしまうヒヨコも存在します。
その為、このように「つまようじ」などの尖ったもので
卵が割れた部分の殻と膜を少し取り除き
クチバシを出してあげることで、窒息死の防止・生存率を上げる事ができます。
中のヒヨコを傷つけないように慎重に剥きます。
うまくクチバシを出してあげられました。
場合によっては、自分で卵を割れないこともあるので
時間をかけて、少しずつ卵の殻を剥いてあげることもあります。
機会があれば、卵を剥く様子も記事にしようと思います。
[temp id=2]
保温室作り
この保温室の構造は、あくまでも自己流のため
もっといい方法もあると思いますので、あくまで参考程度に観ていただけると幸いです。
孵化が近いので、ヒナを育てるための空間を用意します。
保温が必要なので、この衣装ケースで飼育します。
衣装ケースにペットシートを敷きます。
糞や餌で床が汚れても、交換で簡単に掃除することができます。
保温電球を置く側の壁に当て板を置きます。
保温電球は高い熱を出すため、直に置いてしまうと衣装ケースが焼けてしまいます。
S字フックで保温電球をぶら下げて部屋は完成です。
あとは、餌場と水を用意して
蓋をずらして置けば完成です。
蓋は、横をずらしても縦をずらしてもどちらでも大丈夫です。
換気ができる隙間があれば問題ありません。
部屋が十分に温まったらヒヨコを迎え入れます。
温める親鳥がいないため、産まれてから最初の3~4週間くらいは
37℃くらいに保温してあげる必要があります。
人間にとって過ごしやすい気温は、ヒヨコにとっては非常に寒い温度なのです。
常温で育ててしまうと、ほぼ確実に寒さで死んでしまいます。
さらに数時間後の孵卵器の様子
しばらくすると、ひび割れがかなり進みました。
ここまでくればほとんど手を加えなくても大丈夫そうです。
中で頑張って体を動かしながら卵を割っています。
さらにしばらくすると、体が出てきました。
あともうちょっと・・・
そして・・・
ついに体が半分以上出てきました!
この状態からしばらくすると、体が乾いて
自力で歩くようになります。
出てきたばかりなので、ゆっくり休んでもらいましょう。
さらに1時間後
そしてこれがさらに1時間後の姿です。
だいぶ毛も乾き、もう十分に動けるようになりました。
ちなみにこの子はイワシャコの中でもアルビノ化する血統の
「アルビノイワシャコ」という品種のイワシャコです。
お目目が真っ赤でとてもかわいいです。
保温室へ移動
十分に歩けるようになったので
保温ケースに移動します。
この後、保温電球の近くに籠りっきりだったので
餌と水場を保温電球の近くまで移動させました。
キジ科のヒナのほとんどは、餌の食べ方を教えなくても自分から食べるので
あまり手間がかかりません。
後はこのまま怪我や病気などしないよう
見守りながら育てていこうと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
【関連記事】▼