私の自宅には祖父の代からの大きな池があり
昔は鯉と金魚・クチボソ(モツゴ)を中心に飼育していました。
しかし、ある時期に尾腐れ病や穴あき病・白点病が流行り
ほとんどの鯉が死んでしまい、鯉が死に絶えた後はグリーンウォーター化したまま
長い間されていました。
私がアクアリウムに興味を持ち、水槽飼育で熱帯魚などを飼育し始めて
ついにビオトープにも興味を持って、自宅の池を引き継ぎました。
現在は金魚・鉄魚を中心に
オイカワ・ヌマムツ・ヤチウグイ・ニッポンバラタナゴなどの川魚や
オオタニシ・ヒメタニシ・カワニナや淡水二枚貝類を飼育しています。
毎年4~5月頃に病気が発生
気温が上がり、暖かくなり、魚たちも冬眠から目覚めて少しずつ餌を食べ始める頃
同時期に祖父の代でも起こった尾腐れ病・穴あき病・白点病が大発生しました。
それもその年だけでなく、2・3年ほど同じ時期にまるで呪いのように毎年発生しました。
毎日少しずつ魚が死んでいき、何とか処置できないかと色々調べて
とりあえず民間療法である唐辛子のカプサイシンで病気の治療を行いました。
ただ、池が大きいため、普通の鷹の爪では大量に必要としてしまうため
キャロライナ・リーパーというギネスに載った激辛唐辛子を自宅で栽培し
池の消毒に使いました。
これのおかげで毎年春の発生する病気は早期に収めることができました。
しかし、やはり決まって春に発生することから
やはり原因があると思い、なんとか病気の発生自体を抑えたいと考えていました。
実は原因は単純だった
ネットの情報なども色々調べた結果、一番の原因は古い餌にあることがわかりました。
祖父の代でもそうだったのですが、魚の餌を何度も買いに行くのはやはり手間がかかり
一度に大きな袋でまとめ買いして置いておくことが良くありました。
暖かい間は良いのですが、11月に入り魚が冬眠に入りはじめ一切餌を食べなくなると
当然残った餌は来年の春まで持ち越しになります。
どうやらこれが悪かったらしく、餌を食べ始める4~5ヵ月の間に
餌の酸化が進んでしまっていたようです。
酸化した餌を魚が食べると消化不良を起こしてしまい、体調を崩してしまいます。
これによって免疫力が低下して各種病気にとてもかかりやすい状態になっていたようです。
餌の保管方法を改善
餌の管理方法を変更しました。
具体的にどのように変えたかというと、かなり単純な話で
2~3か月以内に食べきれる量しか買わないようにしました。
そして冬眠に入る前には餌をあげ切り、来年は来年の餌として
冬眠から覚めたあたりに新しく購入するようにしました。
幸い、昔とは違いネットショップが普及したおかげで
自らが店に足を運ばなくても良質な餌をすぐに買えるようになり
手間がかかることはありませんでした。
餌の管理方法の改善後
やはり古い餌が原因だったようで
餌を持ち越さないようにした次の年の春からは病気の発生はありませんでした。
自分もアクアリウムをやっていましたが、相手はヒーターを入れた熱帯魚中心だったため
冬眠することなく餌を食べ続けていたので餌を使い切ることが多く
餌の管理にほとんど気を使ったことがなかったため、冬眠する魚の
「冬の間に古くなった餌が原因」という結論に至るまで時間がかかってしまいました。
祖父の代から続いた病気の大発生問題は、とりあえずこれで終止符を打ちました。
物言わぬ魚だからこそ、餌のあげ方も気を使う必要があるのだと再確認しました。
もし金魚などを飼育して同じような悩みを持っている方がいましたら
参考にしていただけたら幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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