最近何かと話題のキャッシュレス決済ですが、
「元祖キャッシュレス決済」と言えばやはりクレジットカードです。
今や1人で1枚~2枚は普通に持っていたり
多い人であれば5枚以上所有している人もいます。
クレジットカードは手元に現金が無くても買い物ができ
しかも利用額に応じてポイントやマイルが貯められるという便利でお得な決済方法です。
ですが、クレジットカードのことをよく理解していないで使っているという方も多いです。
そのため、利用者がクレジットカードをよく理解した上で気を付けて使わないと
思わぬ落とし穴にはまってしまう危険性もあります。
そこで今回は、クレジットカードを1枚でも持っている方はもちろん
これから作りたいと思っている方にも必ず覚えていただきたい
やってはいけないNG行為を9個紹介します。
「そんなこともう知ってるよ!」という内容もあるかと思いますが、
再確認も兼ねてぜひ最後までご覧ください。
クレジットカードの裏面にサインをしないで使用する
![](https://raidenentertainment.com/wp-content/uploads/2021/05/creditcard_back_none.png)
クレジットカードの裏面には自分の名前を署名する欄があります。
カードが届いたらまず初めにすることは、裏面にサインをすることです。
そこに自分のサインをせず、そのクレジットカードを持ち歩くという人が
全体の30%~40%いるそうです。
「裏面なんてどうせ見ないしサインなんて必要ない」
と思われがちですが、実はかなり危険な行為です。
そもそもこのサインにはどういう意味があるのかというと
伝票やタブレットにサインを行った際に、不正利用防止のために
カードのサインと一致しているかどうかを店員が確認するためのものとなっています。
そのためカードにサインが無ければ、利用を断られる可能性があります。
また、それだけではなく本当に怖いのはカードを「紛失した時」です。
クレジットカードを紛失して仮に誰かにそれを悪用されてしまったとしても
クレジットカードには盗難保険というものがついていますので
自己負担せずにカード会社が補償してくれるという話は
恐らく皆さんご存じかもしれません。
ですが、裏面にサインがない状態でクレジットカードを紛失してしまった場合に
悪意のある第三者に不正に利用され決済されてしまったら
残念ながらその損失はカード保有者の過失という事で補償の対象外となってしまいます。
つまり、不正利用分であっても自分で負担しなければなりません。
なんとなく署名していなかった
という行為が大きなトラブルに発展してしまう可能性があるのです。
特にカードの更新時に新しいカードが届いたときは
ついサインをし忘れてしまいがちですので注意しましょう!
自分のクレジットカードを誰かに使わせる
![](https://raidenentertainment.com/wp-content/uploads/2021/05/370702_s.jpg)
「自分のクレジットカードを誰かに使わせる」
そんな怖いことはしないと思う人が大半ではないでしょうか。
しかし現実には、家族で買い物をしているときに
夫婦間などで「これで支払しておいて」とクレジットカードを渡したことがある。
しかもサインまで代筆させる、なんて心当たりのある人はいませんか?
これも危険な行為なのです。
こちらもクレジットカードの裏面にサインをしない場合と同様で
盗難保険の対象外となってしまいます。
万が一、自分が貸したクレジットカードを紛失されてしまった場合
その損失は補償されなくなります。
さらに、代筆まで誰かにやらせていた場合
その購入自体に問題が生じる場合もあります。
クレジットカードを使って商品を購入すると
ショッピング保険(買った商品が壊れた場合などに補償してくれる)
が適用となる場合がありますが、自分以外の誰かが購入した場合には
こちらも適用外になる可能性があるためです。
家族だからといってクレジットカードを貸し借りせずに
自分のクレジットカードを家族に使わせる場合には
きちんと家族カードを作成した上で使わせるようにしましょう。
カードの支払いが遅れる
![](https://raidenentertainment.com/wp-content/uploads/2021/05/money_kariru_friend_man.png)
クレジットカードを使っていく上で気を付けたいのが
「支払いを遅延しない」ということです。
「クレジットカードの支払いが少しくらい遅れても
催促の電話がかかってくるくらいだし問題ない」
なんていう楽観的な考えはクレジットカードに関しては絶対にNGなのです。
クレジットカードの支払いは、電気代やガス・水道代のような
公共料金の支払いとは違います。
実はクレジットカードの「CREDIT」には英語で「信用」という意味があります。
クレジットカード会社は利用者を信用して
一時的にお金を立て替えてくれたようなものなので
支払いが遅れるという事はこの信用を裏切ってしまうことになり
思っている以上にデメリットがあるのです。
まず、支払い遅延による損害が発生するため
本来支払うはずだった金額よりも多く払うことになってしまいます。
そして支払い遅延を何度も繰り返すとクレジットカードの強制解約という事態に
発展する可能性もあります。
これだけでもかなりのデメリットですが、本当に怖いのはここからです。
実はカード利用者が支払いを滞納したという情報は
信用情報機関に記録として残ってしまいます。
簡単に言えばブラックリストに載ってしまったようなものです。
そしてこの情報は多くのクレジットカード会社が参考にするため
他のクレジットカードを申し込んだ時に審査に通らなくなってしまうのです。
さらにそれだけでは済まず、「携帯電話の新規契約や機種変更ができなくなる」
「住宅ローン・マイカーローン・教育ローンを組もうと思った時に組めなくなる」
という可能性まで出てきます。
クレジットカードの支払いは遅れないよう
引き落とし口座の残高には十分注意しましょう。
なお、返済遅れの情報は最短で3年、最長で7年間しか記録されないので
考えを改めれば信用を取り戻すことが可能です。
利用明細をチェックしない
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よく「クレジットカードが怖い」と言われる理由のひとつに
つい使いすぎてしまうといったことがあります。
しかし、ウェブサイトやアプリなどでカードの利用明細を確認すれば
自分が今どのくらい利用したのかがわかるので、使い過ぎの防止に役立ちます。
そのため、利用明細は面倒でもこまめにチェックするのがおすすめです。
そして、利用明細をチェックする目的はそれだけではなく
万が一、利用明細に身に覚えのない履歴があれば
それは第三者によるカードの不正利用の可能性もありますので
気付いた時点でクレジットカード会社に連絡すれば、早目に対処することができます。
安全面からも「チェックしないままカードを使い続ける」ということは避けたいところです。
怪しいネット通販で使う
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最近増えているインターネット上のトラブルのひとつが
消費者庁も注意を促している「ネット通販詐欺」です。
ネット通販詐欺とは、偽物のショッピングサイトを立ち上げて
相場よりも安く品物を販売し、実際には発送しなかったり
あるいは偽物を発送したりする詐欺行為です。
偽サイトだと気づかずに自分のクレジットカード情報を入力して買い物を行ってしまえば
商品が届かないというだけでなく、大切なクレジットカード情報を
犯罪者に知られてしまうことになるのです。
そして流出したカード情報は
さらなる詐欺や犯罪行為に利用されてしまう可能性があるのです。
もし偽サイトを利用してしまったと気づいたら
それ以上の被害を防ぐためにも、ただちに最寄りの警察署と
クレジットカード会社に連絡をしてください。
ひと昔前の偽サイトは日本語表記が不自然だったり
良く見れば偽物だと気づけるものが多かったのですが
最近の偽サイトは巧妙に作られていて一見しただけでは
偽物だと気づきにくいものも増えています。
人気のブランド品が相場よりも極端に安く販売されていたり
市場で手に入りづらい希少品が普通に販売されている場合などは
詐欺目的の偽サイトの可能性が高いので、どんなに魅力的でも
絶対に利用しないことをおすすめします。
仕組みがわからないままリボ払いを利用する
![](https://raidenentertainment.com/wp-content/uploads/2021/05/creditcard_syakkin.png)
リボ払いの仕組みをよく理解しないまま利用している人がいるのではないでしょうか。
リボルビング払い、通称「リボ払い」はカード利用残高を
毎月一定額ずつ支払っていく方法です。
高額の商品を購入して一括で支払えない場合でも、リボ払いにしておけば
毎月決めた額だけを支払えば済むのでとても便利な仕組みのように思えます。
確かにリボ払いにすると、家計が苦しい時には助かります。
しかし無計画に利用すると、その先に待っているのは終わらぬ返済地獄
最悪の場合「自己破産」という状況になってしまいます。
リボ払いをすると利息が発生します。
しかもその利率が年利約15%前後とかなり高い利率なのです。
仮に10万円の利用額を月々5千円のリボ払いにした場合
利率が15%なら合計20回、2年近くかけて返済しなければならず
しかも利息を11,855円も支払わなければならないのです。
これは利用額が増えるほど利息もさらに大きくなり支払期間も長期化します。
つまり、リボ払いとは年利15%の複利で借金させようという契約です。
大手都銀普通貯金の年利が0.0001%、定期預金の年利が0.01%
国債の年利が0.05%と考えると、リボ払いの年利15%というのはもはや闇金レベルです。
クレジットカード会社としてはリボの利息で利益を出したいため
キャンペーンやキャラクターなどで必死にリボの勧誘をしてきますが
それを真に受けて気軽にリボを利用するのは絶対にやめましょう。
もしやむを得ず使う場合もリスクを十分に理解した上で利用するよう心がけてください。
複数のカードを同時に申し込む
![](https://raidenentertainment.com/wp-content/uploads/2021/05/avery-evans-RJQE64NmC_o-unsplash.jpg)
新しいクレジットカードを作る時の大きなメリットと言えば
入会特典としてポイントが貰える事です。
5千円や1万円相当の高額ポイントが貰えれば結構なお小遣い稼ぎになるため
つい何種類ものクレジットカードを同時に申し込みたくなってしまうかもしれません。
しかし、これもやってはいけない行為のひとつなのです。
クレジットカードを同時にいくつも申し込んだことは
それぞれのクレジットカード会社にバレています。
「必要以上にカードへ申し込む=すぐにたくさんのお金を必要としている?」
「貸したお金はちゃんと返してくれるのだろうか?」
と審査の結果、最終的にリスクが高い人と判断されてしまい
カード発行の審査がNGとなってしまう可能性があるのです。
一度カードの審査に落ちてしまうと、しばらくの間は別のカードを作ろうとしても
作れない可能性があります。
そうならないためにも、カードは多くても月に1~2枚にとどめて
それ以上申し込みたい場合は、月を分けて申し込みましょう。
すぐに解約する
![](https://raidenentertainment.com/wp-content/uploads/2021/05/kaiyaku_keiyakusyo.png)
作ったカードをすぐに解約するという行為は
入会ポイント目当てでカードを申し込んだ人にありがちです。
しかし、実はこれも自分の首を絞める行為なのです。
クレジットカード会社では新規にカードを発行する際にコストが発生するため
その後、カードを使ってもらうことでそのコストを回収したいと考えています。
それなのにすぐに解約されてしまったのでは、カード会社としてはマイナスです。
どのカード会社も利益を生み出してくれそうもない人にはカードを発行したくないので
「発行してはすぐに解約」という行為を繰り返してしまうと
新規カードの審査に通りにくくなってしまうのです。
発行してすぐに解約、という行為もやめておいた方がいいでしょう。
クレジットカード現金化を利用する
![](https://raidenentertainment.com/wp-content/uploads/2021/05/2884219_s.jpg)
現金がすぐに必要な場合に利用できる便利な方法として少し前に話題になったのが
「クレジットカードの現金化」です。
カードの現金化とは、クレジットカードのキャッシング枠ではなく
ショッピング枠を使用してお金を手に入れることができるサービスのことです。
よくあるのが、現金化業者が指定する商品をクレジットカードで購入し
その商品を買い取ってもらうことで現金を得るという方法です。
実はこの「カードの現金化」自体は完全に違法ではなくグレーゾーンなのですが
そもそもクレジットカード会社の規約で禁じられている違反行為なのです。
そして換金目的でカードを利用すると、カードの利用停止や強制解約となるだけでなく
思わぬ犯罪やトラブルに巻き込まれてしまう可能性もあるので
カードの現金化は絶対に利用しないようにしてください。
まとめ
![](https://raidenentertainment.com/wp-content/uploads/2021/05/3764672_s.jpg)
クレジットカードは、現金がない場合でも買い物ができるので便利なのですが、
その特性をよく理解して利用することが大事です。
正しく使えばクレジットカードはとても便利な決済方法ですので、
これからもお得に使っていきたいですね。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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